このページの本文へスキップします。

HOME > トピックス > 令和元年度ふじのくに食の都づくり仕事人貢献賞受賞企業「富士農商事」

トピックス

投稿者:静岡県 | 公開日:2021年03月26日

令和元年度ふじのくに食の都づくり仕事人貢献賞受賞企業「富士農商事」

企業名:富士農商事株式会社

産学官の連携で制作したガイドブック。ハラールのイロハを丁寧に説明。好評により増版を重ね、発行部数は3000冊に達した。

  • イメージ写真1

    地元企業との連携で完成した「富士山ハラールセット」。内容は静岡おでん、ふりかけ、オリーブ豆のカレーなど。羊羹や茶飴を詰めた「ハラールスイーツセット」(現在内容変更中)もある。

  • イメージ写真2

    2018年、在バーレーン日本大使館の後援を受けて開催した静岡産品の展示会。食品以外にも家具や工芸品を出品。書道や着物などの日本文化体験会も行われた。

  • イメージ写真3

    海外のバイヤーや卸業者等を静岡に招くことで関係を強化。静岡の魅力を発信しながら、今後の輸出入の増加を目指す。

ハラール食で注目を集める老舗企業

1950年に創業した富士商事株式会社は、食品メーカーなどに食材原料を卸してきた県内の老舗企業だ。近年は、製菓・製パン部門に軸足を置きながら、パッケージやノベルティグッズ等の関連アイテムも手がけ、企画提案・開発型のスタイルで新しい商社の形を創り上げている。そんなコーディネーター型の企業活動の中で、注目を集めているのがハラール食の啓蒙活動だ。
ハラール食とは、世界人口の約25%を占めるムスリム(イスラム教徒)が口にできる食事や食品のこと。日本では「豚肉や酒類は摂取できない」と思われているが、ほかにも細かなルールや解釈方法があり、一般的な理解は進んでない。そこで同社は、多様な食文化への対応と、東京五輪によるインバウンド増加を見込み、2015年にハラール食の啓蒙活動を始めた。
啓蒙活動は、ガイドブックの作成、勉強会やセミナーの開催、静岡食材を使用したハラール対応メニューの開発、静岡のハラール食をムスリムへ提供するイベント開催など、多岐にわたる。特筆すべきは、ムスリムとの交流の中で県産品の魅力を発信していることだ。2018年にはバーレーン王国で同国初の静岡県産品展示会を催し、それを契機に福島第一原発事故の影響による「バーレーンによる日本産食品の輸入規制(放射線検査)」の撤廃にこぎつけた。地方の中小企業が国を動かした事例は極めて珍しく、湾岸諸国をはじめ、多くの国々に注目された。
同社の常務取締役・稲森敦子さんは語る。「ハラールを知ることでビーガン(菜食)、コーシャ(ユダヤ教徒の食)、アレルギー対応など、多様な食文化への対応も見えてきます。私たちは今後も『食の都・静岡』を力点にしながら、世界のボーダレス化や多文化共生に寄与していきたいと思っています」。

<問い合わせ先>
富士農商事株式会社
〔住所〕静岡市駿河区八幡1-2-1
〔電話番号〕054-285-2266
〔URL〕https://www.fujinoh.co.jp


HOME > トピックス > 令和元年度ふじのくに食の都づくり仕事人貢献賞受賞企業「富士農商事」